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「逃げろ!あいつ等、本気で侵略する気だ!」

「警察…いや、自衛隊はまだか!」
 人々は蜘蛛の子を散らす如く逃げ惑う。

 ビビガーン!

 それらを狙って、アスラの無差別攻撃が始まった!



「ちっ!ザイーテンの身柄はお前に預けた。俺は、あの狂った攻撃を止める!」
 ジャスがヨッタに託した。

「任せとけ!」
 ヨッタはザイーテンを睨む。


「うぉぉーっ!」
 ジャスは刀を大きく振りかぶる。そのまま、アスラに飛び掛かった!

 ズハーン!

 光線の発射口が叩き潰された!



「さあザイーテン、相手は俺だ。その女返してもらうよ。」
 ヨッタはザイーテンに向き直った。

「グガーッ!」
 ザイーテンの右拳が飛んでくる。上に避けるヨッタ。

「そのヘットギアだ!」
 ヨッタの上からの膝落としが、ザイーテンの頭を狙った。

 キーン!しかしそれは跳ね返された。

「えっ!何で?」
 後方へ飛び、態勢を戻す。

「駄目なのよ!さっきの銀髪の人も、頭を狙ってたけど一向に効かなかったわ。…バリアが張ってあるって。」
 京子が言った。

「バリア?…じゃあ、どうすれば…」
 戸惑うヨッタ。