???

「それと、奴が正義王(ジャスティ)と呼ばれているのは何故なんだ?ヒー」
 鈍平が訊ねる。

「奴がこの地を離れ、再び連邦の表舞台に現われた時、あいつの背中には“入れ墨”が彫られていたんだ。“破壊の女神”(リバティ)の。」
 乱宮が、煙草をくわえながら言った。

「破壊の女神(リバティ)?ヒー」

「そう、その背中の破壊の女神(リバティ)が銀色に輝く時、正義王(ジャスティ)が現われるんだ。」
 乱宮が煙を吐き出した。紫煙が薄暗い工場内にかき消えた。





『正義王(ジャスティ)!…あの馬鹿が…』ごんぞがジャスを睨む。

 ジャスが座り込むヨッタのむなぐらを掴む。そして右拳を振りかぶった!

「正義の元、くたばれぇえ!」


「やめろ!ジャス!」
 ポゴがその姿を現わし、ヨッタの前で両手足を開き叫んだ!


 しかしジャスの拳は止まらない!


「ジャスーッー!あんたの“負け”なんだよ!!」