???

 ジャスの攻撃は続いていた。

「ぐっ!」
 ヨッタは必死に耐える。


 しかし、不意にヨッタの手が橋間から離れた。

「はっははは。力尽きたか。では、行くぞ。」
 ジャスはヨッタの髪を左手で鷲掴みし、押し出しながら落下して行く。


『ヨッタ。何故、わざと手を放したの?』ポゴが思った。


 二人の体は加速しながら、下の湾岸線を目指し突進する。


『ヨッタ…』静かに見つめるごんぞ。


「三…」

 不意にヨッタが囁いた。

「何だって?」
 その言葉に、ジャスが反応する。

「二…」
 再び囁くヨッタ。

「チッ!うわごとか。」
 ジャスの左手に力が籠もる。

「一…」

 遂に、湾岸線上まであと数メートルと迫った!


「0(ゼロ)!」
 ヨッタが叫んだ!

 そして、上半身を上に反らす!