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「ジャス!俺は許さねえぞ。」
 最頂部に辿り着いたごんぞがジャスを睨んだ。

「へぇー。…勝てんのか、俺に。」
 ジャスが笑いかける。

「確かに、正義王(ジャスティ)相手じゃ勝てないだろうな。…だがお前の噂は聞いている…」
 ごんぞが言った。

「俺の、噂が何だって!」
 ジャスの顔から笑みが消えた!


「…もういいよ、ごんぞ。俺は大丈夫だから。…そいつは、俺の相手だから!」

 声が響いた!



「ヨッタ!」

「まさか!」

 ごんぞとジャスが振り返る。


 崩れ落ちた主塔。そこにまるでドラゴンの様な白い陽炎(ようえん)が揺らめいていた。


「ヨッタ?まさか!」
 ごんぞの目に光が灯る。


「連なる大地に、何人(なんぴと)たりと傷つけることは出来ない。何故なら、大地は世界を守護する守部(まもりべ)なのだから。」
 ポゴの声がする。

 ズダダーン!瓦礫(がれき)が飛び散る。ヨッタが立ち上がった!


「白龍山!」
 そしてポゴが叫んだ!