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「俺は…」

「スーパーヒーローだろ!」
 ごんぞの言葉にヨッタが重ねる。

「ははは…!そいつは、スーパーヒーローじゃ無い。只の“銀河パトロール隊員”だ。…そうだろ、ごんぞ。」
 ジャスが言った。その言葉に、ヨッタは生唾を飲む。

「ごんぞ?本当なのか!」

 その問いに、ごんぞはコクリと頷いた。

「ははは。そいつが、S.H.Aに通っていたのは間違い無い、俺と同期だからな。だがそいつは、落第してるんだよ。」

「そんな…」

「ヨッタ。すまない、嘘をついていた、つい口が滑ってな。…俺は銀河パトロール隊員なんだ。」
 ごんぞがその重い口を開く、そして言った。


「騙していたんだ。…まあ良いけどさ。」
 意に反し、ヨッタはサラリと言った。

「へ?怒るとか、ガックリ肩を落とすとか無いのか?」
 ヨッタのあっさりした態度に、ごんぞは逆に驚く。

「無いよ。だって、ごんぞ見るからに、只のヤクザだもん。」

「あはは、だよね。ごんぞどこからどう見たってスーパーヒーローには見えないもんね。」
 そのヨッタの言葉にポゴが笑いだした。

「…おい、ポゴまで…。…がっははは、だな。」

 三人は和やかな空気に包まれた。