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「あんたスーパーヒーローなんだ。ごんぞと一緒だな。」
 ヨッタがジャスを見つめ言った。

「あ…ヨッタ。あのさ…」
 その言葉に、ポゴが何かを伝えようとする。

「ごんぞ?ごんぞの奴、地球に来てるのか?」
 ポゴの言葉を遮り、ジャスが言った。

「ああ、来てるよ。お前と同じスーパーヒーローだろ!」
 ヨッタが叫んだ。ポゴは右手で頭を押さえ頭を垂れた。

「ああ?ごんぞがスーパーヒーロー?…まったく、あいつらしいぜ。」
 ジャスも頭を垂れた。


 キキーッ!ブレーキ音と共にハイラックスが路肩に停まった。

「ヨッタ大丈夫か!あいつは?」
 ごんぞが慌ててハイラックスから飛び出した。

「ごんぞ、上だよ。あんたの知り合いみたいだぞ。」
 ヨッタが言った。ごんぞが主塔を見上げる。

「…!あ…ジ…ジャス!?…やべー」
 そしてジャスの姿を認め、何故かハイラックスの影にその身を隠した。

「ごんぞ、何やってんの?」
 ヨッタはその様子を訝しそうに眺めていた。

「ようごんぞ。久しぶりだな。」
 ジャスが言った。

「よ…よう、ジャスじゃねぇか。」
 ごんぞは渋々その姿を現わした。

「お前、いつから“スーパーヒーロー”になったんだ?」
 ジャスはごんぞを見据える。

「な…何の事だ?」
 うろたえるごんぞ。

「ごんぞ?」
 そのやり取りを不思議に感じ、ヨッタがごんぞに言った。