うーん…なんだか難しくなりそうだな、バンド。



でもやるしかないかッ!



よしっと気合を入れて、自分の部屋に戻った。



そして次の日……



「おっはよー皆!!」



ダカダカダカダカダンッとドラムを叩くまねをしながら食堂にやってきた翔太さん。



朝から気合入ってるな…



「はよぉ…翔太元気だね!」



「もち!つーか俺もう曲作っちゃった!」



「まぢ!?」



急いで翔太さんの持ってる紙を皆で覗く。




好きだぜbaby ロケンロール
愛してるぜbaby ロケンロール


空に向かって手を挙げろ!


………
……




「翔太、これでいけると思ってるの?」



「え?ダメか?」



不思議そうにあたし達を見る翔太さんに、なんだかため息をついてしまった。