「や、来ないで!」
「なーに言ってんの?ここまでついてきたくせに」
「ついてきてない!あんたが引っ張って無理やり」
言葉の途中でキスされた。
その瞬間身震いがして、忘れていたことを思い出した。
「いや、いや……いやーーーー!!」
その辺にあった石や貝殻やごみなどを投げつける。
「ってめー何すんだよ!」
手首を掴まれて、岩に押し付けられる。
痛い、怖い、痛い、怖い…
恐怖におびえていると、ドカッと音がしてチャラをが吹っ飛んだ。
え…
急いでナンパ男が吹っ飛んだほうと逆方向を見ると、玲君がいた。
「玲君?」
「二宮、大丈夫か?」
「玲くん、玲くん、玲くん!!」
急いで玲君の所に行って、抱きつく。

