あたしは今学校の前に立っている。



「あれ?学校入らないの?」



あたしはその声に振り返った。
そしてこう言った。



「入るよ。でもさ。最近つまんなくて。ね?今日つきあってくんない?」


黒ネコはビックリした顔でこっちを見た。
そして。



「いいよ。君みたいな可愛い子とデートしてみたかったしね。」



「上出来。さっ。行こっか。」