「どうして電話でてくれなかったの!?もう5週目なのに!どうするの?わたしは『無理だ。俺他にも女いるから。それに実夢は、ホストの兄貴がいるから遊んでるだろ。そんな女と結婚とか無理だから。子供勝手におろせよ。俺金ないし。連絡もうしてくるなじゃーな」


あの日私は、好きだった男に裏切られて自殺未遂をした。
それを発見したのは、兄の亮だった。
目を覚ました時に兄は、私にビンタをして



『バカなことしやがって…何で黙ってた!?』



『子供できたこと話したらヒロに逃げられた…実夢…どうしたらいいの………』



『もう手術してもらったから。』


『え?』



『もう実夢の中に子供は、いない。それにstarまでヒロのことは、一発殴りに行ってやったから。なぁ?実夢は、1人じゃないだろ?俺と龍がいるんだから…自殺とかバカなこと考えるなよ……』



その日初めて亮が泣く姿を私は、みた。
亮は、両親が亡くなってから一度も泣いたことがなかったのに…



『家でミルクが待ってる。帰ろう。』


そう亮は、私頭を撫でてくれた。