本気でハマった女

仕事に向かう間にヒロから電話がきていたけど出れなかった。
恭平から
「早く出勤しろ」
それだけメールがきた…正直会いたくない。だって、恭平怖いし…


どうせ帰れ言うだろうし・・・


仕事場に着くとボーイの宮川さんが天海さんが呼んでますと呼びにきた。
「宮川さんごめんね。怒られたでしょ?」

「いや・・・それが平気で、知ってたから。それだけ言われて肩叩かれただけでした。」

え?いつもの恭平なら・・・怒るのに・・・


私は、事務室に向かって扉を叩いた。すると後ろから
「遅えーよ。早く中はいれ。」

腕を掴まれて事務所に入れられた。

「明日からラクロスに戻れ、勝手な事しやがって・・・心配かけんじゃねーよ。亮も俺もどれだけ心配したと思う?なぁ?お前ら居なかったら亮は、変われなかったよ。強い奴に成長してるのになにが不満なんだよ?」

「家族は、支え合うのに・・・何も相談してくれない…」

私は、亮が嫌いなわけじゃない。
大事な家族だからこそ力になりたいのに・・・