本気でハマった女

悠は、俺に気を使ったのか…めったにしないシャンパンコールをしていた。
姫からの一言で
『佳奈は、今日から魁を指名して、必ず付き合います♪』
これは、実夢に対しての挑戦状やな…佳奈が来ること知らんし…誤解してへんかな…俺は、上の空でコールを聞いていた。


何分?いや何十分この席にいたやろ?
早く実夢の所に行きたいわ…
『魁!ちょっといいか?佳奈ちゃん魁かりるね♪』


『シルバーの雫さんが言うなら仕方がないからいいよ♪』
佳奈は、上機嫌だった。
俺は、雫さんに言われて事務所に入った。

『どうかしたんですか?』


『いや…実夢ちゃんさっきトイレからでてきた時なんだけどな…服と髪の毛が濡れてたからさっき事務所で髪の毛乾かすようにドライヤー貸してあげたから。トイレから実夢ちゃんからでてくる前に…佳奈ちゃんがでてきたからさ。監視しろって言われたのにごめんな?亮には、言わない方がいいだろ?』
そう言って俺の肩を叩いた。


『………雫さん?実夢の席戻ってもいいかな?』



『そうだな…今日は、もう帰ってもいいぞ?特別だけどな笑っ』


『じゃあ俺も帰っていいかな?』


『はぁ…お前らセットだしいいよ。休み明けチャント働けよ?』


『解ってます!雫さんありがとう!』
すると雫さんは、取り合えず今日指名で来てる客を返すように俺らに言った。
やばいな俺…客着てることすら忘れかけてたな笑っ


取り合えず実夢に顔出してから佳奈とか他の客帰すか……そういや…今日どうしよ?