本気でハマった女

『魁〜♪』
ほんまに勘弁しろや………くっつくな…


『で?なんなん?』


『なによ!指名しちゃいけないの?』


『指名そんなにしたいん?』



『魁と仲良くなって、付き合いたい♪タイプなの♪』
バカやろこいつ?


『俺の気ひきたいん?無理やけどな。』
すると横にいたりなが


『魁くんごめんね…止めたんだけど…』


『りなさんは、悪くないよ。』
そう言うとりなは、なにか言いたそうだった。なんやろ?なんかやけにひっかかるわ………


『魁も見る目ないよねー亮指名してる実夢のこと選ぶなんてさ。でも、実夢の本性知ったら私を魁は、選ぶけどね♪』
こいつ知らないんや?
そういえば…亮が実夢が仕事やりずらくなるから兄弟だって言ってないってさり気なくシルバー向かってる時言ってたっけ。



『魁〜私と付き合ってよ♪そしたら、お金つかうよ♪』


『金つかってから言えや…ほんまにウザイ。くっつくな。』



『じゃあシャンパン入れれば考えてくれる?』


『は?シャンパン入れただけの癖になに言ってんねん。俺のお客さんは、そんなこと言わん。』


『じゃあ実夢も言わないの!?』


『は?実夢は、特別やからいいねん。』
佳奈は、黙ってシャンパンを持ってくるように言った。