本気でハマった女

悠と俺は、取り合えず裏へ行った。後ろから拓人が
『あの子金持ってる子なんだって?魁また太客ゲットじゃん♪そう言えばりなから連絡あってこれから佳奈がお前指名でくるらしいぞ。』


『は?なんやそれ?実夢は、金遣わせへんし。』


『パニーニの亮さんの客なんだから金持ってるのに?』


『それよりどういうことなん?佳奈が魁指名って?』
悠が拓人に聞いた。


『りなから連絡あっただけだから…それに佳奈は、元々魁指名したかったからね。』


『俺雫さんのとこ行ってくるわ』
雫さんがいる事務所に足を運んだ。扉をたたこうとすると後ろから


『魁お前本気なのか?』
雫さんだった



『雫さん!話しあるんやけど今いいっすか?』


『その前にお前本気で実夢ちゃんを好きなのか?』


『本気じゃなかったら、亮の妹って知った時点で止めてるやろ?』


『そうだな笑っ 実夢ちゃんは、亮しかいないから大事にしてやれよ。飲みに来るときは、お前の給料からひいとく。で、用はなんだ?』


『実夢の知り合いが俺指名でくるらしいんやけど…雫さんお願いがあんねん。その女監視できへんかな?』



『ん?監視?』


『あぁ…なんやろ?仕事終わってから実夢の様子が変やからさ。』



『お前の頼みなら仕方がないな笑っ そのかわり!悠を今月抜くように努力しろよ?俺も亮もお前のこと期待してるんやからな。』
そう言って肩を叩いた。