髪は、ロッキンストレート
ドレスは、純白のレースハイウエストでセクシーに決めた。


『実夢ちゃんかっこいい♪』
詩織ちゃんが私の足元にしゃがみこんで眺めている。


『これ…気合い入れ過ぎかな?』


『全然大丈夫だよ!!私も真似したい…』

『詩織ちゃんは、その水色の清涼ロングドレスにアップがいいと思うよ?』


すると満面の笑みを浮かべて準備を始めた。どうやら…アドバイスを待ってたみたいだね笑っ


『実夢ちゃんどうかな?』


『可愛い♪』
準備も終わり待機に向かおうとするとボーイに呼ばれた。
『実夢さん!準備できましたか?』


『はいできました!』


『ご指名入りました!』


『葵さん?』


『違います。パニーニの亮さんです。』



『え?本当に?』
パニーニの亮は、私の兄貴だ。
葵さんと詩織ちゃんしか兄貴の存在を知らない。


『宮川さん!葵さんが来たら亮さんの席と一緒で、あと詩織ちゃんを場内して!』


『かしこまりました。』
私の初仕事が始まった。