私は、複雑だった。
私は、またナンバーに入れるのだろうか?
それに詩織ちゃんの可能性を私が邪魔してしまったのではないか……



『実夢ちゃんの派閥でいいんです!』


『………』
私は、なにも言えなかった。
天海店長が
『実夢無理するなよ?それとCLUBマリンジェントの葵が実夢に会いに来るぞ。』



『え!?葵さんが?今日連絡取ってた時なにも言ってなかったですよ?』


『葵は、実夢がかわいいからな笑っ ビックリさせたいんじゃないか?』



『じゃあ聞かなかったことにします。ロッカーって前のままですか?』


『あぁ。前のままだ。実夢無理するなよ。』そう言って店長は、手を振って事務室に入っていった。
私は、お客さんを全て切った。
本当は、夜に戻る予定じゃなかった店を辞めた半年前…
でも、結局戻ってきた夜の世界…
私は、この世界でやっていけるのかな?