『もしもし?』


『魁くん?戻ってこれないかな?』


『ごめん戻れへんねん。俺実夢が気になるから実夢の友達に指名されたら困る。実夢が気つかっちゃうやろ?それに実夢に嫌な思いさせたくないねん。』
それは、俺の気持ちやった。


『魁?実夢のこと気に入ったの?』


『あぁ』


『なら約束して!大事にしてあげてくれる?苦しんでるから。それなら、私がなんとかするし、魁くんのこと応援するよ。久しぶりに実夢が人と笑って話してるのみたから。』


『約束するわ。お願いします。』


『実夢を宜しくね?じゃあ実夢に宜しく!後で連絡するって言っといて!じゃあね!』


電話が終わると実夢が子犬のような目で大丈夫?なんかまずい?って感じで俺を見ていた。
俺大事にするからな。