『…………帰る……これお金ね。じゃあ』


俺は、従業員の頭を叩いて実夢を追いかけた。
『実夢!!待てや!ごめんて!あいつ悪気があって言った訳やないんやって。』
俺は、実夢の腕を掴んだ。



『……………』



『泣いてるん?なぁ今俺帰る支度してくるから、待っててや。』



『泣いてない……いやだ。』



『前から実夢のこと気になんねん…』



『……今日初めてじゃん………』



『ちゃうねん。お前のことよくペットショップの前で見てたから知ってんねん。』




『あっ………』



『なぁ?話し聞くって言ったやろ?だから、お前の涙の理由教えてや』


俺は、実夢を抱き寄せた。それを見てる奴がいたなんて思わないで…実夢を自分の女にしたかった。