「廉!変な冗談はやめてよ!」 紗英子も口を尖らす。 「わりーわりー!だってみんなどっかいっちまって俺ひとりとか寂しすぎるだろ」 「知るか!お前のバカに付き合ってられる状況じゃない」 「まー!相変わらず雅也くんはぼくに冷たいんだから〜」 ……全く。 廉のせいで 無駄に汗をかいてしまった。 ビョーキか? こいつときたら こんな緊急時にもヘラヘラしてやがる。