―差出人、内田義昭 俺の身体が震え上がった。 俺は義昭のアドレスなんて持っていない。 なのに、 アドレスではなく、 本人の名前でメールが届いていた。 それだけではない。 「……あたしにもメール来てる」 紗英子の肩が小刻みに震えた。 どうやら一斉送信のメールらしい。 このメールは、 一体何なんだ。 急いで本文をスクロールした。