今日は結婚披露パーティー。
あのアリアと王子様との。


 でもね、私は踊れないの。
だって歩けないもの。
一歩踏み出すたびに針の上を歩いているような激痛。



 でも、貴方と一緒ならガマンできると思ってた。
だけど…もう無駄なようね。




「****、君も僕とアリアを祝ってくれるだろう?」


私は歪んだ笑顔を作りうなずいたわ。
 そしたら王子様は微笑み、あの女のとこへ戻っていったの。



 嗚呼…貴方が愛しい、憎らしい…

待っていて、これから貴方と私は一つになるから…