隔離する部屋に来ると、誰かが廊下で倒れていた。

三上だ。

「…あ、足足足足足!」

出血多量で、意識がなくなっている。

「…バカじゃなかったら、救急車呼ぶ。…三上先輩。アンタはバカだ」

クスッと笑って、零都が呟く。

「それより救急車!」

「…必要ないっしょ」

零都が、またクスッと笑う。

「でも、放っといたら三上先輩…死んじゃい…」

「また、キスされたいの?他の男の心配するな。それに…」

緑の光を放って、零都が三上に足をつけた。

「…うわぁ。神田さん、凄いですっ」

ニコッと飛鳥が笑った。