このまま永遠と続きそうなコントに早くも飽きてきた私は、
このコントを終わらせるため、「あっ!!」と人一倍大きい声を出すと、人差し指を窓の方面に指し、先生に気を引かせる。


そんな古典的な方法にまんまと騙された宮っちは、「何だ!?」と驚いたような顔をして窓を見る。





今だ!!!!






「さいなら!!」




「あ、おい!!芹沢!!待てっ!!」

「また次するんでー!!」





二度目の脱出劇でようやく解放された私は後ろを向きそう言いながら走って教室を出る。