恋…焦がれて…。



ついに試合の日がやってきた…―

柚子はベンチには入れていたがスタメンではなかった
当然先輩達だった…

試合が始まった

体育館にはバッシュの擦れる音やボールの音、それに声援などいろんな音が飛びかっていた

試合は接戦だった…


後半戦に突入点差は二点だった…

柚子は一生懸命応援していた

出番はないであろうと思いながら… すると

「立花行け!!」

柚子は驚きながら返事をした

「えっ!?はっはい!!」
急の出番に心の準備もしていなかったのでプレッシャーに押しつぶされそうだった…

いつもより体の動きが強ばっていた

時間は刻一刻と過ぎていっていた…

点差はなかなか縮まらなかった

とってはとられの繰り返しだった…