恋…焦がれて…。



たったそれだけだった…

ただそれだけのことが嬉しくて仕方がなかった…

柚子はこれが恋なのか?この気持ちが好きなということなのだろうかと思っていた

初めてな気持ちで戸惑いはするが嬉しかった

柚子はまた練習を始めた…
やる気がみなぎっていた…いつもより調子がとても良かった

いつもの帰り道はヘトヘトでしかたがなかったが今日はいつもとは違っていた

足取りも軽く鼻歌まで出ていた

―翌日―

柚子の調子はとまってはいなかった

「柚子♪何かいいことでもあったの?♪すっごい調子いいじゃん!!」

「本当ですかぁ!?別に何もないですけど♪」

柚子の顔はとても笑顔だった

何もないとは言ったが柚子の頭には悠斗のことが浮かんでいた