そこには悠斗がいた
やはり悠斗だった…謎が解けた……
よく見ると悠斗の頬に太陽の光が反射すると光っていた
悠斗の頬を一つまた一つと雫が伝っていっていた
今までに見たことのない悠斗の姿だった
柚子の胸はまた押し潰されそうに苦しくなった
何故だろう…何故私はこんなにも胸が苦しくなるのだろうか…
この胸の痛みはなんなのだろう……
柚子はその場を静かに立ち去った
悠斗を一人にしたくはなかったがかける言葉が見つからなかった…それに自分が見ていたことは知らないしきっと見られたくない姿だと思ったので戻ることを選んだ……
何もできない自分が凄く情けなく思えて仕方がなかった…
体育館に戻ったが練習に集中できる状態ではなかったので帰ることにした…

