柚子は邪魔にならないように二人の死角になるような位置に静かに移動した

「おい…まてって!まだ話は終わってないって!!」
「私にはもう…話すことは何もないわ!放して!!」

手を振りはらった

「何で急にそんなこと言いだすんだよ…わけわかんねぇよ…俺…何したんだよ…何が気に入らないんだよ!」

「別に気に入らないことなんてないわ…ただ私の気持ちがなくなってしまっただけよ…」

どうやら別れ話のようだった…

「勝手でごめんなさい…でもマネージャーとしてはこれからも応援し続けるから…」

「勝手だよ…納得なんかすぐできるかよ!!はいそうですかって!言えるわけないだろ!俺がどれだけお前の事想ってると思ってんだよ…わからないだろ…」