恋…焦がれて…。



柚子は教室に飛び込むように入ってきた…

柚子は千夏を探した…

見つけるとすぐに駆け寄った

あまりの勢いに驚く千夏…
「千夏聞いて…」

話しだす前にチャイムが鳴ってしまった……

柚子は昼休みが待ちどうしかった…

―昼休み―

いつもの場所にいた二人

「あのねぇ…さっき聞いてほしかったのは…悠斗先輩のことなの!!」

千夏の顔はにやついた

「何?何ぃ?♪♪」

「まずわねぇ…昨日も送ってもらってたのぉ…そこまでは普通だったんだけど…」

昨日の出来事を柚子は夢中になって話していた…

「マジでぇー!?そんなことがあったとわぁ…♪なんておいしい展開♪♪」

柚子は時折千夏の反応が理解できないことがあった…
「んで!柚子!ドキドキとかした?何か感じた?」

柚子は昨日のことを思い出していた

「……ドキドキ…した…」
「それから?」

「悠斗先輩が悠斗先輩じゃなく思えちゃった…それに何でかわかんないけど頭から離れない…でもこれって誰でもそうなのかなぁ?」
「うーん…まぁあんまりありえないようなことだからねぇ…それに昨日の今日だってこともあるかもだけど…」