柚子は悠斗に見られながらまたボールを投げた…
ボールは綺麗にゴールへと向かっていった
…が、入らなかった…
ボールは床に落ち静かな体育館に音が響き渡った
「せっかく教えてくださったのに…すみません…やっぱり私むいてないんですよぉ………」
柚子は下を向いてしまった
「そんなのまだわかんないよ!!やればできないことなんて何もないし!誰だって初めからできないんだし!俺だってかなり毎日練習してるんだぜっ!!いっぱい練習するからできたとき嬉しいんだよ!!」
悠斗はつい熱く語ってしまった
柚子は少し黙っていた…
「私…悠斗先輩のシュート見てすっごく綺麗だと思って…自分もできたらって思っちゃったんです……」

