「私…今まで恋とかあんまり興味がなかったのか、したことなくて…よくわかってませんでした…先輩のこと好きって気づいたのも結構遅くって」
悠斗黙って柚子の話を聞いていた
「自分の気持ちに気づいたり、素直になったりとか時間かかりました…先に謝っときます…私、先輩が別れ話してるとこ見ちゃってたんです…」
悠斗は驚いていた
「見るつもりなかったんですけど…体が動かなくて…でもそれで気づいたというか…今まで自分に感じたことのない感情に出会ったというか…」
柚子は時折悠斗の顔を見ながら話した
「でも…正直よくわからなくて…でもなんだか毎日が楽しくて、先輩に会えるだけですごく嬉しかった」
「先輩の事で…頭が毎日いっぱいでした…周りが見えなくなってしまってて、自分をコントロールできなくなってました…自分で自分がわかなくなってるというか…」
悠斗は何も言わなかった

