柚子は体育館にいた…
みんなの視線は冷ややかなものだった…
誰も自分を相手にはしてくれなかった…
自分でまいた種なので自分でどうにかしなくては…
しかしどうすればいいか全くわからないでいた
柚子は真面目に部活に取り組んだ
どんなにつらくても一生懸命
誰よりも声を出した
誰よりも動いた
すぐにわかってもらえるだなんて
許してもらえるなんて思っていなかった…
しかし諦める気はなかった
バスケを続けたいから…
最後まで残って練習をしていた
みんなが部室へと入っていった…
柚子はまた勇気を振り絞り部室へと入っていった
みんなの視線が痛いほど感じられた…
「…少しお時間いいでしょうか…?」
みんなは黙っていた

