「…私…今まで周りが全く見えなくなってて…自分のことしか考えられなくなってた…自分さえ良かったらいいなんて思ってしまってた…初めて恋を知って自分で自分をコントロールできなくなってしまってた…」
柚子は皆の顔をしっかりと見ていた
「何が大切かもわからなくってた…皆にひどいことばかりしてしまった…その時はそんなふうにも思えてなかった…」
柚子は深呼吸をした
「今までたくさんごめんなさい!!」
柚子は頭を下げた
「許してもらえるなんて…こんなことぐらいで許してもらえないようなこと自分がしてきたってちゃんとわかってる…でも謝っておきたくてちゃんと…」
柚子はまだ頭を下げていた
一人立ち上がった
柚子の体を起こさせた

