恋…焦がれて…。



にぎやかだった教室が一瞬にして静まり返った…

皆の目が自分に向いているように感じれた…

柚子は何もしゃべれないでいた…

千夏はそっと柚子の背中を押した

柚子はゆっくり女子のもとへ歩いた

皆はまだ何もしゃべらないでいた

柚子を見ていた…

「…あのぉ…聞いてほしいことがあって…聞いてもらえないかなぁ…?」

柚子は皆の顔を真剣な瞳で見つめていた

「私からもお願い!」

千夏も一緒に言ってくれた
皆はそれぞれ顔を見合わせていた…

「言いたいことあるんなら…言えば?」

皆は聞いてくれるようだった

柚子は拳を握り話しだした…