キーンコーンカーンコーン キーンコーンカーンコーン チャイムが鳴った。 いつものようにあたしはカバンを持って 走り出そうとした。 理由はいつも一緒。 聖花とあそぶためっ! 「せーいかっ!」 「あっ小春、あの席どうだった?」 いきなりの聖花の言葉に 「えっ……?!」 思わずえっ、て言っちゃった。 どうしよ−−−… あなたの元彼に恋しちゃった なんて言えるわけない、ない 一人で首を横にブンブンと降った