「いっ!……いやだなー隼人くん。そんな睨まないでよ。」
茂人のオーラに鳥肌がたってしまった俺は、冷や汗ダラダラに言葉を発した。
でも、何でまさとのほっぺ触ったくらいで怒ってんだよ~泣
トホホ…と肩を落とす。
そんななか、運転をしながら話を聞いていた竹内さんは小さな声で茂人に耳打ちしてた。
そしたら、茂人が珍しく顔を赤くするもんだから俺は隣を肘でつっついた。
「雄大、見てみ。茂人が赤くなっとる。」
「………」
無視ですかい。
いつものことだけど…。
俺だって気づつくんだからっ!
ふと顔を上げるとご立腹の茂人…様がいて、
「お前…殺す……。」
とつぶやいた。
小声で話してたつもりが、しっかり耳に届いたらしい。
俺……
ドンマイ!!
俺の人生は終わったと告げます。
* * *


