「おはよ。よく眠れた?」
「はい!ぐっすりです♪」
家の前には、黒い竹内さんの車が止まっていた。
今日からアイドル活動の、本格的活動に入る。
ついに、アイドルデビューだ。
竹内さんの車に乗り込み、いつものビルに向かう。
そして、会議室へと通された。
「おー!まさと、おはよー!」
「あっ!翔おはよっ。」
部屋に入った瞬間、翔が話しかけてきた。
雄大も茂人も、椅子に腰かけている。
「みんな、おはよ。」
竹内さんも続いて入ってきた。
さっそく、全員が席に着き竹内さんが口を開いた。
「では、今日から本格的にこのグループを作っていきたいと思う。」
「はい、は~い!グループ名はなんすか?」
翔がいきなり立ち上がり、手をあげながら言った。
「グループ名は、みんなで決めてくれ。自由にしてくれて構わない。」
「いいんですか?竹内さん。」
真剣な表情で雄大が言った。
やっぱり、グループ名って大事だから竹内さんに決めてもらったほうがいいと俺も思う。
雄大の横で、コクコク頷いてる俺を見て茂人が呆れ顔で見てきた。
「お前うるせぇよ。」
「しゃべってないけど?」
バカじゃねえの?と思っていると
「存在がだよ。バカ」


