「絶対、君を幸せにしてやる。」 静かな車内、竹内さんの優しくて力強い声がうとうとしていた俺を静かな眠りへと誘う。 俺…うちは、すごく心地よい時を過ごした。 「美里ちゃん、着いたよ。」 竹内さんに肩を揺すられ、目を開けた。 「あっ!すいません…。寝ちゃってて。」 「いや、大丈夫だよ。今日はいろんなことがあって疲れたでしょ?ゆっくり休んで。」 そういうと、竹内さんはにっこりと笑った。 「明日は9時に迎えにくるから。」 「はい…」 タクシーから降り、竹内さんに一礼して別れた。