うぉーイケメン揃い。
って、違った。
自己紹介しなきゃ!
「こんちわっ。えと…名前はみ―――」
美里じゃ駄目だよな。
男の子として、アイドルになるんだから。
うちがおどおどしていると、素早く竹内さんがそれに対応した。
「彼は、まさとくん。仲良くしてあげて。」
竹内さんがこちらに向かって、ウインクをした。
神!この人、神!
などと、思っていると…
「わっ!」
気がついたら、翔さんの顔が目の前にあった。
「お前…」
しかめっ面をした翔さんが、口を開いた。
な、何?
まさか…女の子ってばれた?
やば―――い!!


