「それじゃ、また明日な。」 頭にポンッと手を置かれた。 ばっちぃ… 頭をはらっていると、「じゃな。」と言って茂人は出ていった。 しばらくすると、裕也が入ってきた。 「裕也!ご、ごめん!」 「あぁ、お前大丈夫か?茂人に何かされなかったか?」 裕也は一番に、うちのことを心配してくれる。 あいつとは、大違いだ。 うちは、「大丈夫。」と笑い、裕也と一緒に事務所から出た。