「すげぇ!気に入ったぜ!」 俺様茂人はまだ笑いながら、言ってくる。 「うるせぇよ。ばぁか!」 ここに裕也がいなくて良かった。 いたら速攻ふられてんな。 イライラはもう止めないと… 深呼吸を繰り返すと、だんだん落ち着いてきた。 この口の聞き方も直さないと……もし裕也に言っちゃったらやばいし! 「お前、今度あいつには内緒で会おうぜ。まぁ……俺が明日しか空いてねぇから明日な。」 一枚の名刺が渡された。