「ねぇねぇ、次は何乗る?」 「うーん…」 裕也は、多分絶叫系を避けてくれてる。 さっきから乗るのは、コーヒーカップやらメリーゴーランドやらで、うちに無理に付き合ってるのがバレバレ。 さっき気持ち悪くなっちゃったからなあ。 裕也に申し訳ないと思いながら、考え込んでいると… 《裕也様、裕也様のお連れ様事務所までお越しください。》 突然放送で呼び出された。