けれど、うち以上にびっくりしている人がいた。
「た、竹内さん!いつの間にビールなんて…」
「ヤバい!急いで、ここをでないと!」
いきなり翔と茂人が慌て出した。
ん?
酔ったくらいで、店出るほどか?
何でそこまで、慌てる必要が……
うちが不思議に思っていると、翔は竹内さんを立たせようとしていた。
「竹内さん!立ってください。」
翔は肩に竹内さんの腕を、乗せようとしていたが、いきなり竹内さんは両手を翔の背中にやった。
「しょぉー。まだ、ここにいたい~」
えっ?
あの人はダレデスカ?
竹内さんは、翔の背中に腕をまわして、抱きついている。
竹内さんって、酔うとこんな子供ぽくなるの?
あっけにとられながら、なんとか店をうちたちはでた。
あっ!そういえば!


