その後、雄大は途中で降りて残りのメンバーはお好み焼き屋に向かった。


「4名様はいりま~す!」

店員さんに案内され1つのテーブルに通される。

もちろんちゃんと、みんな帽子をかぶっている。
竹内さんをのぞいて……


「竹内さん!前にも言ったでしょ。あなたもけっこういい顔してんだからなんか変装してください!」


小声で竹内さんに耳打ちするが……


「やだ。帽子嫌い。マスクも息苦しい。」

子供みたいにいう竹内さんはちょっと可愛かった。

でも、それでも視線感じるからさー。

「竹内さん、やっぱり……」


「ご注文お決まりでしょうか?」

いきなり店員さんがやってきた。まだ、ボタン押してないのに……

店員さんの目は竹内さんに向いている。
なんかずっと竹内さんのこと見つめてるし……
だから言ったのに~


竹内さんは気にすることもなく、普通に注文していた。