「…さと!まさと!」 「ん~?」 声が聞こえて、目を覚ます。 目の前には茂人の顔があった。 「寝ぼけてんじゃねーぞ。ほら、立て!お前の出番だよ!」 時計を見ると、安部さんと約束してた時間で…… 「やっばあ!」 急いで起き上がり、髪をセットし直す。 「あっ!茂人。悪いけど翔のこと見てあげて!」 「おう。」 翔のことを茂人に任せて、部屋を飛び出して安部さんのところへ走った。