「えーっと、まさとくん。もっと笑って!」
!!!!!
作り笑い限界です!
これ以上笑うと、顔がひきつってしまう。
悩んでいるとき突然翔が、立ち上がった。
「カメラさーん、俺達に任せてもらえないっすか?ちゃんとやるんで。」
カメラさんの返事なんか聞かずに、すたすたと歩き出す翔。
そして、俺の目の前で止まった。
「まさと。失礼しやす!」
「なに?しょ…………!?あははははは!」
「!?」
その場にいた、全員が驚いた。
翔がたったかと思えば、俺の脇腹をくすぐり始めた。
もう……駄目ー!
笑い死ぬー!
「あはは……あひゃひゃひゃ!」
しばらくしてやっと手を止めてくれた。
「ゼェ…ゼェ…」
つ、つかれた。
肩を大きく揺らし、息をたくさん吸い込む。
笑いすぎて喋ることも出来ない状態だ。


