初めは、ただ「よろしく」って、そう思っただけ。

話すことなんてなかったし、そんな必要だってなかった。



「弥生ー、」

弥生は高校で同じクラスになり、部活も同じで、一番心開いてる友達。

「まなみーっ、部活どうする??ってか、もうすぐ始まるけど。」

「行くよ!行くに決まってるでしょっ。」

「だーよねっ(笑)」

そんな会話を済ませ、あたしと弥生は急いで体育館へと向かった。