「ってゆーかあの二人出来てんのかな?」
伊織に言われた言葉が頭から離れない。

「なぁ、麻理と鈴将って出来てんのかな―?」

ブッ!
お茶を吹き出したのは朱兵だ。
「は?なんで?」

「見てみろよあれ……」
前の方を指差す。

前では伊織、隼人、麻理、鈴将が喋っていた。

「麻理達ってさいつから仲良いの?」
伊織が麻理と鈴将に訪ねる。

「仲良くわないけどね…いつからだっけ?」

「保育園の年少位からじゃね?」

「そうだ!鈴将と良く玩具の取り合いしてた!」

「あー、してたなw先生に怒られて廊下に立たされるの。で麻理号泣w」

「…してない!それより鈴将きぐるみのショーの時きぐるみのチャック開けて怒られてたじゃん!!」

「豆まきの鬼が恐いって人の後ろに隠れてばっかだったのは誰だよ!?」

「クリスマス会のときにキャンドルで遊んでてあたしの髪燃やしたの誰だっけ?それでショーとにしたんだよ!?」