「あれ?1人?」
2人の男が近寄ってきた。

「遊ばない?」
そう言われて付いて行った。

いつもなら付いて行かない。
でもこの時はもう全てがどうでも良かった。


人気のない公園で少し飲んだり騒いだりしていた。

時間は9:30


時間的に眠かったし帰ろうと思って男達に帰る事を伝えると、

「何言ってんの?」
ニヤニヤ笑いながら近づいてくる。

一瞬にして動けなくなってしまった。

「君可愛いし僕のペットになってもらうよ」
その場に押し倒された。

ヤバいっ!!

一瞬の隙をついて逃げ出した。
あと少し行けば良くみんなで通っていた道の近く。

誰も通らないか……

でも後、一歩の所でも捕まってしまった。

「いや―!鈴将!!利駒!!朱兵!!隼人!!優斗!!妃樺里!伊織!由梨!未来!」
なんでこんな時に限ってみんなの事ばっか考えてるんだろう……

ビリッ

「きゃ―!!!!」

服を破かれた…
あたしはもうここで犯されるんだ……


「何してんだよ!!」
人の声が聞こえた。

しかもみんなの………

「なんだてめえら!!」
男が声がした方に走って行く。
あたしはただ怖くて自分の肩をしっかり抱いていた。

「そうゆう事するからこいつ部活来れなくなんだろ!」
利駒の声。

「誰かが欠けるとかありえねーんだよっ!!」
朱兵の声。

「ましてや天体部のアイドルだぞ!?みんなが心配するだろうが!!!」
鈴将の声。


みんなが来てくれた安心感でポロポロ涙が出てきた。


「麻理!!大丈夫!?!?」
妃樺里が一発男に蹴りをいれて飛んできて上着を貸してくれた。


「ひかり―!!」
妃樺里に泣きついた。

「怖かったね…もう大丈夫だから…あたしたちがいるから……」
妃樺里は優しくあたしを抱き締めてくれた。


「うぅ……うわ―ん!!」
思いきり泣いた。

それからあたしが落ち着くまでみんなは待っていてくれた。