あれは、まだ幼稚園の頃──

「れーくん!!!何してるの―?」
麻理(当時5歳)

「まーちゃん、しっ!!」
鈴将(当時5歳)

「ここどこ―?ままたち怒るよ─?」
時間は夜7:00

その日は麻理の家族、鈴将の家族でキャンプに来ていた。

「ままたち心配してないかな―?」

「怖いなら帰ればいーじゃんぼくは1人で行くよ!」

「…れーくんが行くならまりも行く─!」
あたしは鈴将について行った。