「夜はやっぱり寒いね―!」
夜道を麻理と2人で歩きながら広場へ向かう。

「なんで携帯置いてくるんだよ―」

「喧嘩に夢中で♪ww」

「怖っ!!」

「朱兵だって楽しそうにしてたじゃん?」

「まぁ、そうだけど……………」

「あっ!あったあった!!」
ベンチの上に置いてあった携帯。

「よし、帰ろうか♪」
ほんとはもうちょっと2人でいたいけど………

「由梨と優斗意外だったね―!」

「そうか?俺は予想してたよ」
「すごっ!」

「そんなの簡単だって!」
人の事はな…………

「朱兵好きな子いるって言ってたじゃん?その子とは上手くいってるの?」

「へっ?!………あんまり…?」

「そっか…なかなか上手くいかないよね………」

「なんで?」

「いや…なんとなく?」

「……もしかして……好きなやつでも出来た?」